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面白かったんだけど
観なきゃよかった倫欠映画


シュガーラッシュは滅茶苦茶面白く手大好きな映画なんだけお

その続編の「シュガーラッシュオンライン」はやたらに評判が悪く、「前作が好きな人程観ない方がいい」と言われていた

遂に観てみた
普通に面白くて「はー楽しかった~♪」って感じで見終え

さてどうしてこんなに評判が悪いのかしら?
と感想巡りのネットサーフィン

わたしが視聴時かんっぜんに見落としていた「邪悪」がドーンと全面に出されていた

前作「シュガーラッシュ」では「ターボする」ことは絶対悪として描かれていたのだが
今作「シュガーラッシュオンライン」では「ターボする」ことが肯定されていたのだ!

そりゃ続編でそれやったら批判されるわwwwww

「ターボする」ことそれ自体は肯定されても否定されてもいいんだけど
前作で「絶対悪」と描いておいて正当な後継作で、成長している筈の主人公達がまるで退化して前作で徹底的に否定した悪事を推奨するのはダメだろダメ仕草だろ

あと、よく批判されているのが、トイストーリー4でも批判された「ユーザーの透明化」

ゲームキャラクターもおもちゃも「遊んでくれるユーザー」がいて初めて真価を発揮するもので
だからこそ「オフの姿」が面白いのだけれど

シュガーラッシュオンラインではゲーマーの存在が黙殺されている
多分シュガーラッシュオンラインを作った人はゲームが好きじゃないか、遊んだことがない

ゲームへの愛がない

ゲームのキャラクターを愛するということをしたことがないし、そういうことが存在することを知らないか、卑下している

作品によっては「絶対勝てる強いキャラ」や「ぶっ壊れ武器」が存在したり、「扱い難い難しいキャラ」や「産廃」と蔑まれるものもある

そして人によっては「扱い難いキャラ」や「産廃」を愛して敢えて使うこともある

ゲーム体験は個人のもので、誰にも侵犯出来ない大切なものだ

このわたしが言うんだから間違いないよ

その「ゲームに対する愛着と思い出」をシュガーラッシュオンラインは全く加味していない

だから「シュガーラッシュ」というレースゲームの看板であるヴァネロペにゲームを背負って立つ気概や誇りが無く、そのゲームを簡単に捨て去り、自分を愛用してくれるユーザーへの視点がすっぽり消え去っている

まあシュガーラッシュの時点でラルフも他のゲームキャラクターも自分をプレイするユーザーへの認識は殆ど無くて
カルホーン軍曹が唯一「プレイヤーの邪魔をするな」と言ったくらいなんだが

ヴァネロペは完全にスローターレースへ移住してしまい、ゲームセンターに置かれている筐体シュガーラッシュには彼女がいないということになる

それはユーザー目線で見ればどちらも「不具合」になる

スローターレースに至っては「他会社の(潰れた)キャラクターを勝手に使用している」ことになる

丸い解決としては、シュガーラッシュの時のように、ゲーセンが閉店した後
ヴァネロペはスローターレースの世界へ遊びにいき、スローターレースはオンラインゲームなので「閉店」という概念がないからいつでも遊べる……みたいなところで良かったのではないかと思うんだが

シャンクがただのNPCでありながらヴァネロペのコードをゲームに追加出来る権限なんなの? については放っておく

だってゲームキャラクターがインスタグラム的なサイトに登録して動画をうpして金を稼げる世界観だから……w

ラルフのヴァネロペへの執着も気持ちが悪い
ラルフは前作では「ヴァネロペのヒーローになれた」ことで「足るを知り」、また「悪役」である自分の「本当の重要性」に気が付き、受け入れ、30年間疎んでいた立場を受け入れるに至った

まーーーーーーーーーーーー終了したゲームのキャラクターを自分のゲームに招待して出演させることも「ターボじゃね?」とは思うのだが

「ターボ」は「他のゲームに移住して既存キャラクターの立場を奪う」まで行為を限定するとしよう

そうするとヴァネロペのスローターレースへの移住は誰かの立場を奪ってはいないので見逃されるかなと思うのだが
自分の本来の役割を放棄している、シュガーラッシュの住人達に報連相していないという点はどう足掻いてもファンに悪印象を与える

ラルフの話に戻って
前作ではヴァネロペと友達になったのは確かなんだけれど
ヴァネロペのヒーローとして、一線を開けて「ヒーローとしての自覚」というか「弁え」があったのが

まあ六年も経ってるから関係性なんて変わって当然なんだけれど、オンラインの方では対等な親友という関係性になっている

そしてラルフにはまるでヴァネロペ以外に友達がいないかのような描かれ方になっている

せっかくシュガーラッシュで、ラルフは自分のゲームの主人公であるフェリックスとも友達になれたのにその関係がなくなっている

あと悪役の集いにも参加しているので、ラルフにはヴァネロペ他に友達がいて、複数の所属コミュニティがあっていいはずだ

これは映画のラストで、ラルフがヴァネロペの他にも友人を得て、コミュニティーを複数持ち、交友関係を広げた、という「成長」を描く為に
「前作から巻き戻しをくらって退化させられた部分」である

新作映画のしかも後継作なんだから前作でキャラクターがした成長を無かったことにするな???

ヴァネロペが「自分のゲームを退屈に思う」「新しいゲームで本当の居場所を見つけたと感じる」は良いと思うんだけど
この問題は「自分のゲームのいい所を再発見し、やっぱりここも自分の大切な居場所だと感じる」「それはそれとして、新しい世界にも遊びにいける」が丸かったと思う

だって自分が生み出された「シュガーラッシュ」を完全否定するのはダメだろ

沢山いるうちのたった一人のキャラクターなんだからいなくったってどうでもいい、は言ってはいけない言葉だった

それから
ラルフがネットでお金を稼ぐ件に、悪質ポップアップでRTMして稼ぐのは完全に否定して欲しかったし
それを肯定するようにアフェリエイト業者をまるで味方のように描いたのは倫欠が過ぎる

そして「スローターレースをハッキングしてつまらないゲームにしよう」という発想はラルフという主人公が発想してはいけなかった
それはアフェリエイト業者に入れ知恵されて思いつく方が良かったし
その為のウィルスを「無償で手に入れられる」のもおかしい
ハンドルを買う為に積み立ててきたお金を、ウィルスを買う為に使って仕舞った、とかのほうが良かった

ウィルスばらまいてる奴なんてブチこまれて当然だし
アフェリエイト業者もブチこまれるべきなので
こいつらをヴィランにすべきだった

例えばヴァネロペがもう二度とゲームセンターに帰ってこなくなってしまうかも、とラルフが不安になるのは正当なので

荒稼ぎしたいアフェリエイト業者がその不安に付け込み、煽り、ウィルスを買わせ「大丈夫君なら二万ドルくらいすぐに稼げるよ」とでも丸め込まされ有り金を全部使ってしまい

そしてラルフとしては「スローターレース」へのヴァネロペの熱意が「一過性のもの」と誤認しており、ヴァネロペは本気で「移住したい」と考える程の情熱を燃やしている、という擦れ違いを起こすなどすればよかった

ウィルスのせいでスローターレースのサービス終了の可能性を示唆されラルフは大いに反省し浅慮を恥じ
またヴァネロペも自分がいなくなることでシュガーラッシュが撤去されてしまうことに気づくべきであった

そして結局ハンドルは買えないまま、そのハンドルはゲーセンに通い詰めているユーザー達がお金を出し合ってゲーセンに寄贈する、という形でシュガーラッシュの存続が可能になる、とすればよかった

そこでヴァネロペは自分にとってユーザーが大切であること、ユーザーが自分を大切に想ってくれていることに気づくなどすればよかった

それはそれとしてゲーセンが閉店したらスローターレースへ遊びにいけばよかった

ヴァネロペにディズニープリンセス達が相談に乗ってくれる友達として接してくれたように

逆にラルフには、ゲーセンの他筐体のメンバーが悩みを聞いてくれるなどすれば対比になって良かったのではないだろうか

フェリックス&カルホーンの子育て術は面白いシーンだったがここは無くなってもよかったのではないか

それよりももっと、シュガーラッシュがなくなってしまうことを、シュガーラッシュのキャラクター達が憂い
「子育ての大変さ」などより、どうやって帰る場所を失ったキャラクターを励ますか、どうやってこの先生きていくかの話し合いをするべきではなかったのか

だからシュガーラッシュオンラインは話の殆どがオンライン上で完結しまっているのだが、ヴァネロペとラルフは先ずオンラインでハンドルを探すことをみんなに宣言し、ゲーセンのキャラクター達がそれを認識し、応援している構図を示し
主人公二人はオンラインとゲーセンを行き来し、進捗を報告することで、ヴァネロペがいなくなってしまうことに対してシュガーラッシュのキャラクターが「王女様なのにそれは余りに勝手では?」と追及したりするシーンを入れるべきだった

そして最終的にはゲーセン閉店後スローターレースへ遊びにいくヴァネロペが、そこでの面白さを本拠のシュガーラッシュに逆輸入し、シュガーラッシュをより面白くすることで「王女としての責任を果たす」「それはそれとして個人としての楽しみも追及する」を両立することが可能だったのではないか

自分のゲームをアップデートする、は、前作シュガーラッシュでラルフがゲームを失ったキャラクター達を、自分のゲームのボーナスステージに登場してもらうことで前例を作っているので可能だ

これは「ターボ」には当たらない

シュガーラッシュオンラインは「絶対に離れがたい大親友が別の道へ歩むのを肯定的に送り出し、遠く離れていてもその友情は変わらない」を描き語ったのだろうが
登場人物が「ゲームキャラクター」なので、ゲームをプレイするユーザーの感情を透明化するの握手、倫欠であって

勿論わたしが例えばで上げたストーリーよりもっとよいものに出来るとおもうが、とりまわたしが示したストーリーの方が納得できるとおもうよ???

でもディズニープリンセスsのくつろぎルームウェアシーンや能力を駆使して協力してラルフを助けるシーンはめちゃ面白かった

ただ他の方も意見する通りヴィジュアルが「元作品へのリスペクトに欠けている」のは感じた
もうちょっと原作愛を見せる映像化して欲しかったね

それはそれとしてメリダがめっちゃ好きと言うかスコッツがめっちゃ好きなのでメリダの服装と言動めちゃくちゃ良かった

ディズニープリンセスのオフと能力駆使バトルが観られるという点で☆5って感じ

あとディズニーが持ってる作品をフル稼働させるのは顔面を札束で殴ってくる感じでイイ

ネット世界の描写も面白いけれどこれは「サマーウォーズ」でもう見ているのでそんなに感動はない
ニヤッとするくらいかな

まあとにもかくにもアフェリエイト業者とウィルス無料入手おとがめなし、ゲームプレイユーザーの存在無視は
「ゲーム」と「オンライン世界」を扱っている作品のくせに何やってんだよクソがそれを扱う資格ねえぞボケカス案件である
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