誰もが経験することなのかも知れません。
演義ショック。
それは、演義と史実のあもりもの違いに無垢な心を傷つけられ、翼を下さい状態になること。
冗談です。半分。
阿斗ちゃんシリーズのうp主さんであるネコミミ于禁氏は、かつてはよく訓練された演義厨だったのだそうです。
しかし祖父の持っている別の三国志本を読み……
それが厨二の頃だったことも手伝ってアッーと言うまにアンチ三国迷の出来上がり☆ となったとか。
それはわたしにも経験があります。
と言いますかおんあじです、ほぼおんあじです。
吉川三国志から入ったわたしは(本当のことを言うと無双シリーズからですけれど)当然劉備ラブリー演義厨に成り下がりました。
阿斗さえおらねば! むしろあの時死んでいれば! とか思いましたし、いやいや劉備が阿斗を投げ捨てなければ! とも考えました。
誰もが一度は考えるんじゃね? ね? そんなことないか(´・ω・`)
一番好きなのは張ル飛で、次点が曹操様だったのです。
張飛のどこが好きって、生きている鶏を生でバリバリ食べていたシーンで惚れたのでした。
俺もこんなワイルドな漢になりてえ! でも張飛って初登場時と後半とでzえんぜんキャラ違うくね?
初登場の時はジェントルだぞ……
とか思いつつ、曹操様のことは、豚ちゃん勘違い事件とセットで「俺が天に背いても、天が俺に背くことは許さん」の台詞で惚れこみました。
こんな漢になってみたい。
劉備は普通に主人公主人公していて応援出来る人物でしたし、当たり前のように蜀贔屓でした。
夏侯淵様を黄忠が討つシーンなんて双手を上げて喜んでいました。
お爺ちゃん格好いい! って。
今は逆ですね。
てめええええええええ何しくさったこのド腐れジジイがああああああああああさっさと棺桶に両足突っ込んで自ら土くれに還らんかああああああああああ
とか罵倒絶叫阿鼻叫喚。
蜀が蜀漢とか漢王朝復興とか名乗る度に憤懣遣る方ないですヽ(`Д´)ノ
三国志の主役は曹操様だろうがと! 漢の流れを正統に汲むのは魏だろうがと! そもそも劉備は姓が同じだけだと! 孫堅が孫子の末裔だと言っているようなもんだと!!!!
それでも世の中言ったもん勝ちかこら! 漢中王もそうですね言ったもん勝ちですねあああああほんと劉備むかつくわああああああああああ
演義なんてものがあるからいけないのです! 演義など発禁処分にしてしまえばいいのです!!!
いいえ、演義のお陰でほかにも素晴らしい作品が世に生まれたのです。演義自体は史実とかけ離れているとは言え素晴らしい作品です。
あれはあれで面白い、ただ史実だと思うからイクナイ!
どうしてこうなった?
ちょっと、どうしてこうなったのかは自分でもよく解りません。
明確なターニングポイントは無かったような気がします。と言いますか思い出せません。
蒼天を読む頃には既にアンチ蜀の魏こそ正義の曹操様はマイロードでしたし、蒼天を読んだのは3onを始めた後です。
どうして魏スキーになったのか、なぜ曹操様を愛したのか本当に思い出せないどうしてだったっけなあ。
因みに「治世の能吏乱世の奸雄」ではなく、「乱世の英雄治世の奸臣」が正しい方だとわたしは思っています。
まあ曹操様ほどのスペックならば治世においても能吏だったでしょうが、もしも平和なご時世に生まれたならその才を持て余しておられたでしょうし、
もう二、三代くらい前に生まれていたら党錮のリーダーとかになっちゃって「反逆者!」と呼ばれ処刑されていたかも知れません。
お望み通りの「漢の役人の曹操の墓」なんて墓碑銘すら貰えなかったでしょう。
群雄割拠が許される時代だったからこそ曹操様は活躍出来たのではないでしょうか。他の群雄も然りですが。
兎に角わたしは曹操様が大好きですし、劉備は大っ嫌いですし、同じくらい楊修も大っ嫌いですし、関羽も大っ嫌いです。
趙雲は格好いいと思うけれど、無双の趙雲は大っ嫌いです。あいつすっげー腹立つ顔していると思います。
もしもリアルのおのさかさんみたいに喋っていたら嫌いにならなかったのだろうか。
むしろ諸葛亮がリアルおのさかさんみたいに(ry
そうそう、諸葛亮も大っ嫌いなんです。
ひょっとしたらきっかけは、「こいつらちやほやされ杉、ほんとにそんな凄かったの?」という素直じゃない厨二ハートが疼いてしまったことなのかも知れません。
逆に言うと、諸葛亮が嫌いなのは、演義のせいもありますね。演義であれだけちやほやされていなかったら不憫な人だけど頑張った人、くらいの認識だったかも知れません。
最初の頃はただ諸葛亮ってすごいなーあこがれちゃうなーと無垢に尊敬していました。
でも、泣いてばしょくを斬ったのを怪しく感じました。
真っ白に描かれすぎているのが逆に不穏でした。
司馬懿がそこまで諸葛亮を恐れる理由がよく解りませんでした。
諸葛亮は腹黒で実は蜀の実権掌握を狙い、ばしょくも笑って斬った……とかなんとかいう厨二フィルターで最初の頃は納得していたのですが、それでも我慢ならなくなりました。
今のところ端的にわたしが把握している彼を表現すると、曹操様に使えても牛後になるだけだから劉備に仕えて鶏口を目指したちょっと人を見る目に難点のある真面目でマニュアルな頭のいい男。ってところでしょうか。
そもそもわたしは赤壁の戦いってのがあったのかどうかすら疑ってましてよ。
劉備が嫌いなのはもうとにかく全てがとにかく嫌いだからです。言葉で説明するのは難しいです。ですが勿論尊敬しています。奴は凄い。でも嫌いだ。
いや、でも黄巾討伐の義勇軍で大活躍している所とか大好きだったんですけれどね……。
曹操様といい感じでさ……。
見どころのある奴だと思ってたんだけど……。
でもさ、劉備が「我不忍」とか言う度にキュンキュンするって諸葛亮言ってたって描写あるわりに、わりと普通にバッサバッサ謀略殺害してるのですよね、劉備。
ただ気分屋なだけじゃん! それ徳と違うわ!!! 諸葛亮も羅貫中も目を覚ませ!!!
楊修が嫌いなのは奴のせいでぴーちゃんとちーちゃんが仲良くできなかったと思っているからです。
もちろんそれは楊修だけのせいではありません。でも楊修の罪はデカいのです。一人一口だし!
関羽が嫌いなのは尊大だからです。謙虚さが無い人は嫌いです。蒼天の関羽は別に嫌いじゃないけど。
劉備の場合は蒼天でも嫌いです、だいっきらいです。むしろ蒼天だからこそ嫌いです。安心して嫌える真の劉備って感じです。
劉備自体が嫌いなので、モノホンに近づけは近づくだけ嫌い度がうpします。
かと言って吉川劉備がちょっと好きなわけでもありません。やっぱり嫌いです。劉備ならなんでも嫌いです。
孔融も大っ嫌いです。ほんとに腹の立つ奴です。腐れ儒者め!!!!
とまあ他にも嫌いだったり好きだったりする歴史上の人物を挙げたら切りがありませんが、なんでこうなったのかは前述の通りあんまり覚えていないです。
ネコミミ于禁氏は、アンチ蜀と言いますかアンチ演義と言いますかをブイブイしていらした時、張任さんの劉備にデレない姿勢に救われた、と仰っておられます。
わたしはmdmdzえんぜん三国志には精通していないので嫁とかもおりませんが、お気持ちは凄く解るのです。
わたしはネ禁さんほどこじらせませんでしたが、と言いますか今こじらせているのかも知れませんが、
もう終わってしまった過去や、あるいは物語の中の出来事で、読んでいる自分には何も手出しが出来ない時、自分の気持ち代弁するかのように行動している誰かは、自分にとってのヒーローであります。
劉備がこてんぱんにやられてブザマ晒している状態は本当に心地ようございます!
いつも通りとりとめの無い文章になっておりますが、つまりネ禁さんのこじらせ方に親しみと言いますか親近感と言いますか愛しさを覚えたのでこのような駄文を打ちました。てへ。
そういうわけで、わたしは101匹阿斗ちゃんによってマイラブ武将達がやられていく様を見るのは忍びない!
忍びないのだが劉禅共を応援してしまう!!!
これがネ禁の罠か!!!! 状態です、はい。
ううう、物量によって肥AIの被害にあっている曹操様が押しつぶされるところなんて見たくないんだお;;
でもネ禁さんは本当によく解っておられる方で、武将達の会話や行動を見ているのがすっごく面白いです。
システムまで空気を読んでいるかのよう。肥AIのくせに。
つか肥ほんとさっさと3on2出せやksが。
さもなくば潰れろksが。
そして早速隔日じゃなくなってる隔日一蔡樹はお休み。
これがほんとの自分との闘い、もとい、G行為( ^ω^)
どっかに中古の三國志転がってねーかなー。
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