映画「銀河ヒッチハイクガイド」観たよ~
言うまでもなく、わたしと銀河ヒッチハイクガイドとの出会いは「ファイアボール」です(`・ω・´)
パニくるな!
で、中中面白い映画でした!
特に、ヴォゴンに地球を破壊されるまでは原作を思い出す効果でより一層素敵でした!
勿論そのまま映像化しただけではないのですが、「そうそうこうだったよねwww」とニヤニヤ出来るのwww
さて、原作の方は元がラジオドラマだったということで、とても小説とは言えないものな上、ブリティッシュジョークが良く解らないわたしにはさして爆笑出来る物語でもないのですが、大変シュールで逆に真面目に考えてしまうようなお話です。
映画となるとやはりラブシーンは無ければいけないのでしょう。売れないといけない、売れる為には「SEX」! つまり資本主義です!
というわけでトリリアンとアーサーがラブラブになっていたりしましたが、他にも色々原作と違う点がありました。
例えば地球を破壊してバイパスを通す申請書にサインをしたのがゼイフォードだったとかw
わたしは原作は一度しか読んでいないので細部がうろ覚えですが、この映画版設定は中中いいなあと思いましたw
ゼイフォードは原作よりもいいキャラしていました。と言いますか俳優さんがイケメンすぐる。サム・ロックウェルさんらしい。
原作よりお茶目でチャーミングでお馬鹿で可愛いゼイフォード。気に入りました(´ω`*)
でも副大統領(映画オリジナル)はいらない要素だったよなあ。そんなにラブ要素が無いと映画は売れないのだろうか?
トリリアンに振られたからって速攻乗り換えるのはどうなんだ。ゼイフォードはお馬鹿だからまあいいとしても、そんなお馬鹿であんたはいいのかと副大統領に言いたくなるじゃないですか。
せっかくキャラクター作ったなら「この甲斐性なし!」とか言ってゼイフォードを引っぱたくくらいの演技をさせてあげるべきだし、二人がハグし合うに至るまでの過程をもうちょっと感情移入出来るくらいに描くか、さもなければ全部無しにするべき。
つまり蛇足だった!
蛇足と言えばアーサーとトリリアンも蛇足だよな。なぜいつの間に二人はどうして本命になったの? 冒険の中でそんな要素あったか? 描ききれないなら描くなよ!
そうまでしてラブシーンが無いとダメなのか映画は! 蛇足だ! 蛇足だぞ!!!
もう向こうの映画は「要素組立式」でしかないのかと思えてきちゃいますね。言うほど映画観ているわけでもないのにこの言いぐさこれは酷い。
でも「ラブ」とか「環境問題」とか「勇気」とか「信じる心」とかそういうキャッチーな要素を詰め込んで、その間をハンバーグのつなぎよろしく何かで埋めているという作品ばかりな気がします。
さて置きまして、原作の「銀河ヒッチハイクガイド」段階では地球は復活しないのですが、映画では話を丸く収める為でしょう、無事に地球は復活しましたし、アーサーはそのままヒッチハイカーになったみたいです。
わたしはレストランとかクリケットまでは読んでいないので解らないのですが、多分映画には続巻の要素なども入っていたと思われます。記憶にない展開が結構出てきたし。
それにしても冒頭部分、ヴォゴンに破壊されるまでのシーンは圧巻でした!
素晴らしいな素晴らしい。
わたし、パブの主人の「最後の注文を承ります」だったっけ? あの台詞は大好きなのです。
彼の人生を淡々と描いていって、その言葉で絞める物語を小説なり映画なりで作ってもいいと思えるくらい印象的なシーンで台詞です。
映画でもさり気なくそのシーンが描かれていましたがやっぱりグっときました。
あと要素でしかないであろうなので、賞賛するのは少少躊躇われるのですが、惑星製造工場の映像は中中綺麗で素敵でした。
工場を見た時のアーサーの反応、表情も良かったし、おじさんもめっちゃイケメンで紳士的で素敵だった。
アーサーと言えば、何かにつけて紅茶を欲しがるところも良かったw
いやはや、エゲレスの皮肉は良いものです。
ところで、ヴォゴン人がどうも……響きが似ているせいかも知れませんがそのう……インスマス面に見えてきて仕様がありません。
ヴォゴンとダゴンって似てるおね? ね?
やつらダゴン教の信者なのではないかと今は思う。
そしてゼイフォード達が食べていたイギリス料理はみんな美味しそうだったぞ。
PR