おっさん!
「三匹のおっさん」
という小説がとても好きです。
小気味よくて世知辛くてむしゃくしゃして溜飲が下がって切なくってほっと落ち着くのです!
定年を迎えた、まだまだ若いのにジジイと呼ばれる現実が癪に障る、そんなおっさん達が活躍するお話です。
剣道道場の元師範でリーマンを定年退職したキヨ、柔道家で居酒屋の元亭主シゲ、現役工場経営者でキレてるノリら三人のおっさんと、キヨの孫の祐希君とノリの娘の早苗ちゃん青少年二人。
そして彼らの家族や地域の方々との関わりの有り様、そこに起きる事件模様が軽快なテンポで描かれています。
おっさん達は大立ち回りで大活躍しますが、快刀乱麻ばかりではなく、まるっとは納まらなかったり、すっきりしなかったりすることもしばしばです。
ゆすりたかりのチンピラや凶悪犯罪者なんかはすぱっとやっつけちゃったりできます。
でも、簡単に解決出来ない出来事も沢山起こります。黄門様が出てきてへへーってなって円満解決とはいきません。
結構2chのまとめサイトで特集されている困ったさん(笑)達の生態が描かれているので色んな意味でうそ寒いです。
そういうお話では、ああ不条理だなあ、と嘆いたり、おのれ許せん! と憤ってみたりしながら、やっぱり登場人物達と同じくらい凹んで次のお話に進んだり、本を閉じたりすることになります。
本を読むなら落ち込むよりは元気になりたいものですが、本を読んで落ち込むのは嫌いではありません。
いえ落ち込むのは好きではありませんと言いますか嫌いですがだって面白いんだもん読んじゃうんだもん!!!
凹みっぱなしではなく、ほんのちょっぴり前に進めたなあと思える要素があるところがやっぱり小説の救い、自己浄化でありますね。
それでもやっぱり結構引きずって夢に観たりするんですけれどねヽ( ´ー`)ノ
そんな生々しい事件録ばかりでは、この小説は勿論ありません。
先述しました人々の交流の有様もとっても素敵ですし中中丁寧で濃いのです!
例えば爺ちゃんと孫の交流です。
最初は反発していた孫、否、もっと昔は懐いていた孫が、反抗期なのだかなんだか離れていって、でも……そして……
という流れ、二人の距離の変化は読んでいてにやにやが止まりません>///<ノ
僕はこう見えて家族ものに弱いんだよ! とっても弱いんだよ!!!
布団の上でじたばたしてばっかりになります>///<
あとおっさん達の奥さん自慢と言いますか、惚気ターンはごちそうでござる(´ω`*)
おっさん達の話ばかりでなく、壮年層や青少年も主人公になります。
我がまま奥様の成長ぶりには目からなんかほとばしり、なんか自分の娘が頑張ったみたいに思えてファビョりました。
ああこの子悪い子じゃないんだなあ、ただちょっと呑気でタカビーはだけで。
康生君の父親に対する想いもあるある杉て。子供の頃ってそんなもの(´∀`)
いじましい高校生男女の交流には心が洗われるようです。
この年になったせいか青少年のおままごとみたいな恋愛がすっげえ可愛く感じられて、読みつつ頑張れ! 頑張れ! と応援してしまったり。
わたしこんな純粋で素朴で率直な少年時代送ったっけ? 記憶にない。おかしい。
打算の末の下らない吹き溜まりの感情の行き場とかそういうのではなく、ただ真っ直ぐな想い。
もう一度やり直したい。厨二に戻りたい。
まあわたしはカッポル撲滅委員会の委員長ですけれどね。それにいつでも厨二だし。
早苗ちゃんほんとまじで天使だし。かわゆすぐる。
いじけてすねちゃうところとかすっげ可愛いまじ愛しい。祐希は本当にいい子に育ったなあ(´ω`*)
大好きな小説なのですが、ツッコミどころも有ったりはします。
例えば、剣道ね。
実際剣道やっている方が読んだら「な、ないわー!」って叫ぶかも知れません。でもお話世界なのでまあいいじゃないか! ということなのですねわかります。
まあ兎に角面白いのですよっ!
前回書きました通り続刊も出まして、ひょっとしたら続々刊も出るかも知れないのでwktkです!
続刊である「三匹のおっさん ふたたび」の155項のイラストが凄く好きです……!
あのふてぶてしい顔ね! この顔がね! ね! ね!!!!
子供って悪いことをする生き物だと思うのです。
人に散散迷惑をかけて、めいっぱい悪いことをやって、そしてここが地獄か、と思うほど叱られる生き物であるべきだと思うのです。
子供は悪いことが悪いことと解らないのです。悪いことと解って悪いことをしていても、それがどうして「悪いこと」なのかは理解していないのです。
知っていることと解っていることは違います。
だから誰かが教えてあげなければ、或いは、教えずとも察せるように指導してやらねば、何も解らないのも道理なのです。
昨今の世の中では子供を叱ることなんて出来ないのかも知れません。わたしは往来で人相の悪い高校生が行儀悪く屯していたら注意なんて出来ませんわたしはチキンですチキンですチキンですチキンです
せいぜいスーパーで走り回っている小学校入学前くらいのチビ共に「走っちゃいけないよ、他のお客さんが困るよ」と言うくらいです>< 親注意しろよ!!!!!!!
叱れよ! 人目をはばからず叱れよ!!!!
わたしなんか家の中でも往来でも構わず怒鳴り散らされ引っぱたかれ散散叱られたぞ!!!!
叱られている声が近所中に響き渡るんだぞ!!!!! その恥ずかしさで死にたくなるんだぞ!!!!!
だから悪いことしたっていう反省の気持ちはぜんぜん起きないんだぞ!!!!!
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいあー恥ずかしかったで終わるんだぞ!
最低だな。
でも叱られないと止まらないよ。泣くまで叱らないと子供は止まらないよ……
泣き喚くまで叱れよ……
そして泣きわめいているガキがいたら、ニヤッと笑って事情は察してやれよ……
子供を叱っている親に向かって、いや確かに叱るアレのソレにもコレがあるが、
「うるさいので黙らせろ」とかアレがソレでドウだろ?
まあ店内などで延延叱るのはアレだから外に引きずり出して叱るべきだろうけど
いや別に店内のみを想定しているわけでもないのですが
子供なんて動物と同じなのですから、道理がそう簡単に解るかと思います。
引っぱたいてまず体で覚えさせればいい。
九九を暗記させるように、なぜ覚えなければならないかなんてどうでもいいんだ。
後々有難がるからそれでいいんだ。
わたしは九九で騒いだ記憶はないけれど、英語では「日本人なら日本語喋れ!」って発狂した口ですけれどね。
まじ第二母国語とかほざいている奴は爆発しろ。そして社用語にしたドアホは切腹して日本語に謝れ。
まあ要するに「躾けられてない」子供の時代なのだろうなあ。
いっそガチガチの思想教育を施すのと、このまま中身空っぽの論理武装のみを与えて腫物のように扱うのと
彼らの未来にとってどちらが望ましいのだろうか。
ええそうですね。
選択肢が極端過ぎますね。
とかなんとか、そういうことを考えてもんもんとしてしまうような小説なのです。
すっげー面白いですよ! ほんとまじで!
あと、おまけ? の短編は、「植物図鑑」という小説に登場した男の子が登場しているのだそうです。
わたし的にはもう二度と会えないのかよこの二人はよぉおおおおッ! ってところで発狂して目からしょっぱいおつゆが溢れたのですが、植物図鑑という恋愛物語で……女の子が潤ちゃんじゃなかったとしたら運命一直線論者なわたしとしては辛いよ><。
と言いますか女子のあんな恐ろしい生態をわたしは知らないし見たことない。
まあ知らなくて当然ですが( ^ω^)
でも……そこまでやるものか?
多少派閥ありのナカマハズーレはあろうが、あそこまでいっちゃってるのは池沼くらいだろ……。
と信じたいのですが、あれが世の一般女性の姿なら、女はバカだ池沼だと言われても僕はフォローできまえん……。
べっ 別に、哲学が好きなのは、ただ純粋に哲学が学びたいだけなんだからねっ///
女の子大好きですよ? おっぱいとか、おっぱいとか、おっぱいとか!
あと早苗ちゃんみたな子とか!
でも早苗ちゃんみたいな子までよく描かれるクソダメみたいな女子社会というものにとらわれているのだとしたら、女なんてものは無くなってしまえばいいとわたしは思いますですよ。
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