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ゆめのなかでゆめをみて ゆめのつづきをゆめにみる
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こんにちはですしおすし。わたしでゲス( ^ω^)

映画を五本借りてきたわけですが、一週間で全部楽しみ尽くすのにはやっぱり時間が足りませんねえ(´-ω-`)

せっかく借りたのですから一本五回は観たいです。

やっぱり一度に二、三本が適正かのう。

と言うわけで色色映画を観まんたのです。

メインは前回感想を認めたキャットシットワンなのですが、値引きしてもらう為に適当に借りてきた映画が結構当たりでした。

一つは「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」

もう一つが大穴で「三国志英傑伝 関羽」でした。

意外でした。大穴でした。

まさかまさかでした。

感想は折り込み内に。

最近流星さんの影響もあってTMR熱が再来しておりまして、兄貴! 兄貴! ウホッ!!! と叫びながらよく聞いております。

「Boarding」という曲が改めて聞いてみたら3onでした。



本当にいい曲です(´;ω;`)ブワッ

今はそっと手を振ります><。(今ではもう遅すぎる

いや、だって関羽ですもの。

わたし関羽嫌いですもの。

レッドクリフで痛い思いをしたのでかなり警戒して観始めたのです。

視聴したのも一番最後でした。

後悔しました。

最初に観とけば良かったよな!!!! ほんとにな!!!!!!!

因みに公式サイトはこちらです→http://www.sangokushi-kanu.com/

曹操様が官渡の決戦を控えていた頃で関羽が千里行する辺りを題材としたお話です。

正直に申します。正直な意見を述べます。

関羽とレッドクリフ2を比べたら月とすっぽん。

関羽とレッドクリフ1については、アクション面を比べたら、個人技が観たいなら関羽、群衆の戦いが観たいならレッドクリフ1と言う感じ。

人間ドラマの観点から観るなら、諸葛亮や周瑜や、そして何より魯粛が観たいならレッドクリフ。衣装美術なんかもレッドクリフの方がそれっぽい。

でも。

曹操様について言うならレッドクリフの完敗です。お話にもなりません。並べるのもおこがましい。

関羽の曹操様は素晴らしい!!!!!!!!!!!!

蒼天航路の曹操様には負けますが迫る勢いの素晴らしさです! 陳舜臣の「曹操」や「秘本三国志」、「諸葛孔明」の曹操様に届く、並べる素晴らしさです!!!!

つまりすごくいい曹操様でした!!!! もう曹操様だけでこのDVD買ってもいいくらいかも知れません!!!!

こんな曹操様を待ってたんだよーーーー!!!!

関羽を使って曹操様を描いた、曹操様を魅せた、という感じの作品でした!!!!

メイキングとか観てみますと、監督は「今までにない新しい曹操様像を」ということでキャラクター造形なさったそうです。

確かに今までにはない。ないが、新しくはない! 真実だ! 史書を嫁! 史書で既出なんだ! むしろ一番古いんだ! でもいい! すごい! GJ!!! よくやった!!!!

曹操様がおっしゃる台詞の端々に監督さんの曹操様への想いが託されているように思いました。

「戯言ばかりが2000年にも渡って語り継がれる。そして戯言なんかを信じる人間は二種類しかいない。愚か者と悪い奴だ」

ですって(´ω`*)

曹操様については語っても語り足りないのでとりあえず〆まして、関羽について。

関羽はお馴染みの緑頭巾姿ではなく、浪人と言いますかサムライみたいな恰好でどちらかと言うと爽やかイケメンでした。

レッドクリフで登場した関羽を観た時のようなスゲーッ! という圧倒されるような格好よさはありませんでしたが、こっちの関羽も別ベクトルで格好いいです。

そして曹操様より背が低かった( ^ω^)

きっと曹操様は厚底してたんだな……ゲフゲフ

アクションも格好良かったです。関羽の武芸と言いますと絶人って感じなのですが、人並みにめっちゃ強い人、という感じで、割とピンチに瀕したりもさせることでドラマに厚みを持たせたようです。

向う所敵無しだと「人間ドラマが描きたい」という気持ちを満たせませんからねえ。

で、内容の方は、三国志を描くと言うより、三国志を使って現代人にも「あるある」と思える人間ドラマを描くことだったようです。

そのせいで幾つか「( ゚д゚)?」となる点はありましたがまあ許容範囲と思われます。

内容について語る前に困った点について一つ。

誰が誰だか解らねえよ!!!!!

わたしはただでさえ人の顔を見分けるのが苦手なんです! それがみんな似たような格好しているのがわらわら出てきたらもうどうしろと言うのですか!

それはわたしが悪いのですはい。

三銃士みたいに登場人物の名前をバーンと画面に出してほしかったなあ><

誰か出る度に頭の横辺りに名前を書いておいて欲しかったです(´ω`)

名前を呼ばれて判明したのが張遼と荀攸だけ。後は誰だよ! 誰がいたんだよ!

あのやたら目立ってた伝書鳩飛ばしたり関羽と同郷だったり料理作ってた人誰なんだよ!

ぽっちゃり系だったから許褚かと思ったけど許褚と関羽って同郷だったっけ?

張遼も一度目は解りましたがそれ以降出てきていたのかも知れないし出ていないのかも知れない解らないorz

もう、誰が誰だか解らなかったのがほんと無念でした><

劉備の奥方予定の未婚女性以外は全員三国志に名の乗る人物だったそうなのでほんと誰が誰なのか示して欲しかったですorz

で、内容。

突然、大きな丸太の登場と共に物語は始まります。

わたしは感動した。

曹操様を描くことで関羽を描こうとしたのかも知れませんが、わたしにとっては関羽を使って曹操様を描いているようにしか見えませんほんとうに有難うございますご褒美です!!!

蒼天航路の後半にあった、龍の装飾を作っていた職人の様子。

わたしの脳に浮かんだのはこれです。

そうです。

関羽像制作風景だったのです!!!!

これを観た瞬間に「あ、この映画は曹操様をまともに描く気だ」と解ってわたしは狂喜乱舞したのであります(´ω`*)

手厚い弔いの準備の風景から、曹操様のモノローグが始まり、時は20年前、袁紹と戦っていた頃へと移ります。

そして関羽が登場するのですが、まあいっそすがすがしいくらいに捕虜の関羽が曹操様を呼び捨て状態(´∀`)

いいのか? いいのか本人の前で?w訳がアレだったのかもだがw

それに対する曹操様がずっと「関羽殿」って呼んでるのがまたなんとも(´ω`*)

顔良ぶんしゅうをぶった斬るわけですがそこも誰が誰やらよく解らなくて、とりあえずハデな鎧のやつがどっちかなんだろうなあと当たりをつけて観ておりました(´ω`)

その後献帝に謁見するのですが、この献帝はレッドクリフの腹に据えかねる献帝描写とはまったく違っていて大変良かったです。曹操大好きって感じ。

でも残念ながらバカそうでした。

董卓様が言ってたじゃない、劉協は聡明だって。

どっちか選べと言うなら、残念だけどレッドクリフの方がまだ近いのかも(´ω`)

あの朗らかさに聡明さをプラス出来れば完璧だったんだけどなあ。

でもこれには理由があるので仕方無かったのです。

そんな皇帝陛下ですが、陛下も農作業をしているという描写は凄く良かったです! 新しかった! 新しい曹操様像では無かったわけですが、新しい献帝像だったのです!

曹操様も献帝もみんな一緒になって稲刈りしているという風景は凄く良かったですし、

そこで関羽が剣を抜いて曹操様につきつけた時、作業中の男達が全員弩を構えていたのも素晴らしかった(´ω`*)

なんやかんやで曹操様は関羽のハートを射止めようとするのですが、それで同郷出身の部下(誰だか不明><)に郷土料理を作らせます。

ぱっと見たところしゃぶしゃぶみたいでした。

しゃぶしゃぶ。

そこで登場するのが曹操様の密造酒! 九温なんとか! ちゃんと覚えてないごめん! 死罪に値するけどもう死ねない! だって3onはもう無いんだもん。゚(゚´ω`゚)゚。ピー

ここでもわたしが有頂天になるわけです(´ω`*)

で関羽と酒のんで仲良くなるのですが、なぜかそこで曹操様は食事に薬を混ぜていたという。その意図が全くよく解らないでした。

で。今作の関羽は、劉備に輿入れ予定の同郷の女性に、劉備と義兄弟の契りを交わす前、牛飼いやってる頃から惚れていたらしいのです。

塩の密売人ではなく牛飼いをやっていたようです。

で、その想いを打ち明けることもなく密かにずっと思い続けているという化石のようなイイ男なのですが、

酒に酔ったんだか薬でやられたんだかでふらふらになって曹操様に支えられて自室に帰ってきた関羽、

暫く妄想なんだか夢なんだかと戯れてはたと気づくと寝台に十年以上想い続けているであろう兄嫁予定が目を開けて横たわっている

そして梁上君主よろしく暗殺者が梁の上にいて、捕まえてみたら劉備軍の人のようでという本当によくわからない展開でした。

その後関羽は薬を盛られたことを知って曹操様の元を辞し、後はご存じの展開。

そんな中に付け足し表現が色々あったわけですが、王植さんだったかな? 名前うろおぼえ><

凄く格好いい戦いでした。みんな大好き卞キ君との戦いが閉まった扉の向こうだったのに比べると本当に魅せ魅せな戦いでした。

その後の曹操様の登場、そして曹操様との会話も良かった(´ω`*)

曹操様は仰いました。

「関羽、お前は英雄の道を行け。この曹操は小人の道を行こう」

小人って、背が低い人っていう意味じゃないよ!

関羽を殺そうとした部下達が「俺がやりました」「いや俺が」「俺が」「俺が」ってなる有る様に対し、曹操様が「自分の部下すらまとめられない」と言って嘆息したのには

「いやいやそんなことありまへんがな! あなたがまとめられないなら世の中の全ての人は部下をまとめられないですよ!!!!」

とツッコミましたが、ここも「現代の自分達と共感出来る」点を強調したいが為の演出でしょう。

で、関羽は劉備の元に還るのをやめたのかなんなのか、曹操様の言葉とこれまでの経緯に思うことがあったのか「袁紹殺してその後は田畑を耕す」と言い、兄嫁だけを劉備の元に帰そうとします。

そこで兄嫁の心がどこにあるかが解り、ちょっと観ていられないくらい居た堪れなくなった時、突如遅いくる矢の雨。

またしても曹操様の部下か! と思ったら、なんと劉協御自ら金色の鎧をまとって指揮していらっしゃるじゃあないですか……。

「関羽を殺さないと戦乱は終わらぬ」系のことを仰いましたがどういう思考回路の元帰結したのか解らん! なぜ今やる! なぜ自分で出てきた!

どうよこれ! 自ら兵を率いて戦う天子!!!! これは新しい!!!!!

皇帝をフンチュインと罵り殺そうと関羽を生かし、行かせる為に曹操様は最後まで大活躍です。

「わしが天下をとったらこいつを殺してやるから今は殺すな!」

って劉協を示しながら言うんです!

不敬罪だあああああああああああああああああwwwwwwwwwwwww

おまけに「わしは絶対に約束は守る」なんて言わせちゃいます。

ちょっとおおおwwwwwwwww暗に曹操様は嘘つきですって言いたいんかwwwwwwwwwwwやめろwwwやってないことを約束させるなwwwwやめろやめるんだ監督wwwwww

ってな感じで概ね満足でした(´ω`*)

諸諸のツッコミどころは、三国志を用いて現代人も共感出来る人間ドラマを、ということで、どうにかこうにかこじつけた為に生じてしまったのでしょう。

三国志でなければ全然面白くないお話ですが、曹操様は本当にガチでした! ガチでした!!!! アクションは格好良かったしね。

劉備も諸葛亮も全然登場しないのは良かったと思います(`・ω・´)

ラストシーンで曹操様が仰います。

「関羽を殺したのは羊の皮を被った狼だ」

部下が問います。

「孫権ですか?」

曹操様は言います。

「劉備や、諸葛亮もだ」

いいねえ、そういう解釈好きよ(´ω`*)

お仕舞にはご自分のことを「狼でないとは言っていない」と称します。羊の皮は被ってないけど狼なんですね。

メイキングを見ると、関羽を武として、曹操様を文として描いたとのことですが、その言葉を聞くにつけああ今は今なんだなあと思います。

三国志の頃に「文武」と言えば、それは文芸や武芸のことではなく、文王姫昌、部王姫発のことなのですから。
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無題
私もある意味「商人」なのかも・・・
もちろん「姫姓」ではありませぬ・・・
道安| | 2012/06/12(Tue)14:56:56| 編集
Re:無題
つまり商王朝の方ということですね!
道姓の人がすぐに思い出せないわたしは無学(/ω\)
【2012/06/12 21:28】
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